結婚指輪では、リングのアーム部分にハートや四葉のクローバなどのモチーフを彫り込むことがあります。結婚にふさわしいモチーフはたくさんありますが、その中でも形の可愛さでは「ハート」が結婚指輪のモチーフとして一番人気があります。この「ハート」は、もともとイエス・キリストが人々に愛情の証明として自分の心臓をみせたことからきている形です。ハートには愛情や恋愛成就などの意味があります。
ハートは、結婚指輪だけでなくネックレスやファッションリングでも使われやすいモチーフです。有名なものであれば、ティファニーのオーブンハートのネックレスがあります。ハート以外には、幸せの象徴として有名な四葉のクローバーも人気があります。四葉のクローバーは、葉の形がハート型をしているため、見た目の形でも魅力があります。
四葉の葉にはそれぞれ「健康」「名誉」「愛」「財産」を意味しているといわれており、日本だけでなくヨーロッパでも四葉のクローバーは結婚関連の行事で用いられることが多いモチーフです。性別に関係なく身につけることができるモチーフとしては「クロス」や「ホースシュー」があります。クロスは、キリスト教のイエス・キリストが十字架に磔にされたことから由来しています。イエスが処刑から3日後に生き返ったという言い伝えからクロスには、災いから人を守る力があると信じられてきており、厄除けとしての意味合いが強いです。
ホースシューは、馬の蹄の形からきたモチーフでクロスと同じく魔除けの意味があります。